2007年9月16日(日)

今日の岡山は久々のたっぷり雨になりました。
ハッピー君の持病の古傷が再発してしまいました。
私の心もたっぷり雨になりました。
なかなかケリがつかないハッピー君の原因不明の傷。

ハッピー(ミニュチュアダックス・♂2003年2月26日生まれ)

2004年9月10日(ハッピー、生後約7ヶ月頃):お腹にプッチンと血豆の様な水泡が出来た。
その水泡が潰れて、小さな穴が開いた。
びっくりして病院に連れて行くと、どこかではさまれたか詰めたのだろうと、いずれにしてもただの傷だとの診断で、 抗生物質ですぐに治った。

治ったとおもったのだが、4日目に傷口がジクジクしてきた。 この時も抗生物質と消炎剤で5日程で完治。
だけど、5日経つと再発。
この辺から、ただの傷の様に思えなくなる。



知人の紹介で、病院を変える。
2004年10月8日手術。

術後は経過もよく、まったく不安無し。
定期健診を受けながら、何の心配も無く快調に過ごす。



2005年2月22日:約5ヶ月くらい経った頃、傷が化膿し始めた。
2005年2月28日:傷口が崩れて穴が開きジクジクしてきた。
2005年3月3日:ずいぶん良くなった
2005年3月7日:エコー検査、レントゲン、内臓検査。
組織検査をしてもがん細胞は無いとの事。
2005年3月23日:完治
治療期間:約1ヶ月間



2005年7月7日:約3ヵ月後に再発
2005年7月15日:完治
治療期間約、1週間



2005年9月26日:約2ヵ月後に再発
抗生物質、塗り薬などの治療。
治療期間約3週間。



2005年12月22日:約3ヵ月後に再発
その後、2006年8月までの一年間はその繰り返し。
傷口も2個3個と増えていきました。
傷が治れば、何一つ異常は無く元気いっぱいで下痢一つしない。
治ればうその様に何も無かったように傷口も綺麗になる。
これで治る、治ると思わせて再発してしまう・・・



8月末頃になると抗生物質も効かなくなり再発する周期が早まった。
傷口がお腹の周りという事も合って、手術をするのはかなり危険で難しい場所なので先生も悩んでいました。
そんな状態でしたので、抗生物質しか治療法が無く、治りかけては又再発という繰り返しでした。



どこかに、同じような病状の子を診た経験のあるお医者様はいないのだろうかと悩んでいたある日、 偶然にも、ハッピーと似たような症状で、うちの子は治ったよ、という人とめぐり合った!

2006年9月9日:ワラをもすがるおもいで、翌日その病院を訪ねる。

この時には、ハッピーの傷はかなりひどくなり、 お腹には2〜3箇所の穴が開き、膿幹を作って汁が垂れ出しジクジクしていました。
食欲もまったく無く、 5.2キロあった体重が、4.1キロになってしまいました。

先生には、今までの経緯をすべて話しました。
すると先生は、前回通っていた病院に連絡を取って下さり、データーをすべて取り寄せてくださいました。
どうぞこの先生がハッピーを助けてくれますようにと、祈るような気持ちでした。

初めて、薬以外の治療。
傷口の洗浄。チキンキトサンでの治療(新しい細胞をつくる。)
ハッピーも少し楽になったような顔をしていました。

ここでもいろいろな検査をしましたが、やはり原因は判りませんでした。
この不可解な症状以外、身体はどこも悪いところも無く、
内臓も腎機能、肝機能、その他すべて良好でした。
傷口の分泌液も無菌との事。
皮膚病も無し。

ただ、身体や皮膚は敏感で、刺激に対して反応しやすい子だと言われる。
だけども、それ以外は原因がさっぱりわからない・・・



傷の治りが遅く、一つ綺麗になるとまた次から次へと出てくる傷。
思うように回復しないハッピーに、先生がMRI検査を受けることを勧めてくれました。
ただ「MRI」の設備があるのは、中国地方では山口県の山口大学の動物医療センターだけとの事。
でも、これで原因が判るのなら頑張って行ってみようと決心。



2006年10月2日:先生からの紹介状を持ち、ロミパパと山口大学の動物医療センターにハッピーを連れて行きました。
AM7:30に診察・検査・先生との話し合い・その後、MRI・CTスキャン・免疫検査等。
検査が終わり、先生のお話が聞けたのがPM6:00。
しかし、期待に反してまたもや原因は判りませんでした。

体内には異物は確認できない。
内臓類はどこも異常は無く、むしろ数値は良い位だ。
肝機能は、少し値は下がっているものの(こんな状態だから無理は無いので) 異常なし。

そして先生から、 Mダックスには、こういった異常体質の子が多い。
一生覚悟して付き合っていくしかないと言われる。

詳しい結果は2週間くらい先。
CTスキャンの写真を預かり、病院を出たのがPM:7時。
さすがに二人ともガックリしました。
でも、こうなったらしゃあない!グジグジ悩んでもしゃあない!
ロミパパと、「なら一生付き合っていこうじゃないか」と、決めました。
ハッピー負けるな!
ハッピー「ワン(はい)!」
家に帰ったのがPM:10:00でしたが、ハッピーは、おしっこをたっぷりして、フードをモリモリ食べてすぐに寝ました。
元気はいい様ですヨ♪



検査結果が出るまでの2週間、かかりつけの病院で治療は続けていたが、かなり良くなってきてはいるもののまだジクジクしている。

2006年10月18日:検査結果が出た

原因不明
免疫異常無し(ただ、免疫異常が無くても、まれに異常のある事もあり、かなり難しい体質だそうだ。)

大学病院の先生と、かかりつけの先生との相談の結果、「ステロイド」治療に入る。

ステロイドは、ハッピーの体質によく合ったようで、次の日には驚くほど傷が良くなった!
その後あれよあれよと傷もすっかり良くなった。
薬を徐々に減らしながら様子をみていく。
2006年10月30日:完治
治療期間約2ヶ月間
見るのも可哀相な位ひどかった傷もすっかり治り、あの時の事は嘘だったのかと思う様な、安堵の日々が返りました。



2006年11月14日:お尻の傷が少しプチっとあやしい。
再発をしては大変なので、即、病院に行き薬療法を続ける。
直ぐに嘘の様によくなるが、 じっくりあせらず少しずつ薬を減らしていく。

2007年元旦:無事何事も無く年を越せた。

2007年:2月21日:ついに薬療法が完了。
ハッピー完治。
治療期間約3ヶ月間





2007年7月3日:約4〜5ヵ月後に、再発かと思わせるような怪しい赤いプチッが口の周りに1個、肛門の横に1個ある。
即、病院に連れて行く。
やはり、傷のでてくる兆候だった。
即治療。
2007年7月24日:完治
治療期間約21日間



2007年8月4日:約10日後、夕方ハッピーの様子がおかしい。
布団をガリガリしたり、グルグル回ったりなめたり落ち着かない。
時折、「キューン」と鳴く。抱くと熱っぽい。
一晩中そんな調子でしんどそうだった。

次の朝、病院に行く。
熱が39.4℃あった。
一番重症だったお尻の傷が、爆発寸前だった。

2007年8月26日:完治。
治療期間約22日間



2007年9月15日:約20日後、お尻の傷が爆発。病院に直行




2007年9月16日:傷も乾き、傷口もふさいできて、かなり状態が良くなった。
当分治療が続きそうです。

「がぉー」大丈夫、元気いっぱいですヨ〜








2007年10月3日:治療開始から18日目
一応、投薬治療を終了した。
ハッピー、元気にお散歩にも出かけ、食欲モリモリで快調です。

2007年10月5日:肛門の下に、プチっと小さな傷を発見。少し血がにじむ。
薬を止めたとたんに発祥なのか・・・
ステロイドは一時の押さえに過ぎなかったのか。
原因は結局わからずじまいだったはずだし・・・。
ステロイドが効いたので、これで上手く治っていってくれるのではないかと希望があったのだが そう簡単ではないのかもしれないナ。




2007年10月6日:治療開始から21日目
薬を一日多めに飲ませたおかげか、スット傷が治った。




2007年10月14日
おかげさまで、 元気いっぱいに走り回っています。